西田俊也の本として本屋に並んだ本たち
オオサカンドリーム
大阪は吉本にあるタレント養成学校NSCをモデルに、日本全国から集まってきたお笑いタレント志望の若者たちの一年間を描いた物語。
百人あまりのお笑いタレントとその卵と関係者たちに取材をした。その年(92年)はダウンタウンが東京進出後、真の人気者になっていくときだった。
彼らを第一期生として輩出したNSCは十周年を迎えて、応募者は増える一方だった。ダウンタウンが活躍した心斎橋2丁目劇場はまだあり(のちにビル新築のため閉館)、連日女の子たちが大勢詰めかけていた。そして次のスター、ナインティ・ナインがその機会を焦れながら待っていた。 取材したメモは膨大となり、情報と経験の渦に巻き込まれた。執筆は思うように進まず、出版社が用意してくれた旅館に缶詰という事態にも発展し、完成に一年近くかかった。全編が大阪弁。それまでの自分を集大成させて、さらなる飛躍を目指した意欲作だった。自分ながらよくできていると思う。評判もよかった。その後文庫化もされて部数的に好調だった。映画テレビ化のオファーが殺到した。マンガ化の話が進行し、ヤングサンデーで(『ごんたくれ』とタイトルが変更されて)一年間連載。新たなエピソードも書き下ろした。のちにビデオシネマにもなった。主演した雨上がり決死隊の宮迫博之人気から十年を経た現在深夜に放送されていたりする。
oosakan dream(1)
oosakan dream(2)