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見た通り、単行本とは表紙が違います。単行本は表紙がたいへん評判でした。ぼく自身が発見し、選んだこともあり、たいへん気に入ってるので、文庫も同じという意見もあったのですが、いくつかのやりとりのなかで、新しく変えることになりました。単行本の表紙選定もスリリングな出来事の連続だったのですが、今回の表紙のやり取りもいろいろな出来事がありました。ここで話せないのがとても残念です。
これまでlove historyといえば、カップルのハグがシンボルイメージでした。一方文庫版はといえば、ご覧の通り、ソフトで静謐で、新しくもあればノスタルジックでもある不思議な時間のひとこまが切り取られたものです。カップルの写真という点では同じですが、ずいぶん違った印象を与えるのではないでしょうか。でもその奥に流れているのは共通しているように思います。男の子の肩にもたれる女の子は眠っているのでしょうか、それとも彼の読む本を聴いているのでしょうか。見るごとにイメージが変わりませんか?
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